2019年4月8日月曜日

「 Talk about BRAZIL」行ってきました


快晴!
桜満開!
福岡でのお花見は今日が最高潮のはず!

といった快晴の春日和に開催されました「ブラジルコーヒーレポート」。
お客様は2部制で各15名程度。どちらも満席♪

今回の滞在で競り落としたブラジルの豆。
1部で参加された八代(熊本県)のEndelea Coffee(エンデレア・コーヒー)店主の宮崎さん(左)。貴重な北部九州焙煎職人会の図。






 レポートの合間で両店それぞれのブラジルをカップで提供。
プチ飲み比べ的な感じでもありませんが、同じ国でこんなに?といった感想は多かったようです。




今回、農園の標高差というお話は特に興味深かったですね。寒暖差を活かした育成が飲料全般の法則(茶、紅茶、珈琲など)が、近年の様々な手法により比較的低地でも育成が可能になってきたあたり、反映する質に対する変化も見逃せないなど、今後の展開に期待する半面、生産国事情の経済的側面などで貧困格差に取り組む方向性への疑問も投げかけていらっしゃいました。農業は一長一短ではない世界ですので、その辺の見解も参考意見としてはとても純度の高いレポートだったと思います。




余談ですが、新作のTシャツが入荷しております。
イラストはイギリス出身のイラストレーターJo Breezeさんによる作品。
@vectorthatfox 


そして報告会終了後は伊藤さんによるブラジル・コーヒードリップ会。
これを楽しみにしていた一人でもあります!


 やはり焙煎職人がそのまま提供してくれるコーヒーがなんとなくですがしっくりすると思う方は少なくないと思います。そういった仕上がりを目安に豆を焼いているはずですので、本人ととの微妙な違いがそのまま出る面白い結果を見ることが出来る絶好の機会なんです。






 やや失礼な表現かもしれませんが、爽快感漂う果実味の強い感触、これが今回彼らが入手したブラジルの総評です。従来という言い方は、いささか不適切にはなりますが、
・産地直送に近いレベルでの仕入れ品。
・生豆の青さ=鮮度という解釈通りの品であればこその感触。
・輸送、保管等の方法の検討次第では、ブラジルも他国のような方向性の品が育成可能なのかも?
ただし、今回は全てが初めての作業ですので、或いはオークションの状況、流通ルート、そもそもが生産者との対話でその要因が大きく変化しますので、参考程度の意見として貴重な体験でしたという事にしたいと思います。




 さて、終わったと思ったら既に次が、その次もあるそうですが、まずはこのイベントから。
ちなみにこのイベントに長坂さん(上記写真)が地元凱旋的に参加されるそうです。
定期的に地元に顔を出しては細かく足を運び、今回の企画の流れになったようです。
最後まで走り切ってほしい、楽しみな企画でもあります。


【広島コーヒーフェスティバル】


2019年4月20日(土)、21日(日)
10:00 〜 17:00

【会場】いいオフィス広島

〒730-0053
広島県広島市中区東千田町1-1-61
hitoto広島 ナレッジスクエア1F

*専用の駐車場はありません。
当日は公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ:お問い合わせは下記にご連絡ください。

hiroshimacoffeefes@gmail.com

担当:長坂

公式HP
http://hiroshimacoffeefes.com/

チケット、すでに完売(バスキング・コーヒーでは)との報告が入っております。
現地でのレポート、どなたかよろしくお願いいたします。



と、いうわけで連休までの平成最後の日まで他にもイベント等各地であるようです。
興味がある方は、ぜひ足を運ばれてください。

 最後に、関係者各位様、充実した時間ありがとうございます。
次回の企画を楽しみにしております。

では、また次回♪




*関連リンク

【Basking Coffee(バスキング・コーヒー)】
福岡県福岡市東区千早4丁目10-1
リングローブ1F中央ホール
092-682-5515

OPEN 10:00
CLOSE 19:00
Fri.Sat. ~22:00
OFF THURSDAY
http://www.baskingcoffee.com/


【KARIOMONS Coffee Roaster(カリオモンズコーヒーロースター)】
・時津店
長崎県西彼杵郡時津町左底郷297-3
095-870-7447

月曜日:12時〜18時
火曜日: 定 休 日
水曜日:12時〜18時
木曜日:12時〜18時
金曜日:12時〜18時
土曜日:10時〜18時
日曜日:10時〜18時

・大村店
長崎県大村市坂口町520-2
0957-42-3140

月曜日:12時〜18時
火曜日: 定 休 日
水曜日:12時〜18時
木曜日:12時〜18時
金曜日:12時〜18時
土曜日:10時30分〜18時
日曜日:10時30分〜18時

2019年4月2日火曜日

Basking Coffee ブラジル焙煎(テスト)を見学してきました

 かつての国鉄引き込み線時代の面影が全くなくなった(千早公園にあるモニュメントをのぞく)千早。今や新拠点として福岡市東区の活性化の一旦を担うほど!・・・
と、書かれた記事を目にしたことがありますが、これはなかなか嘘でもないようでして。


 中でも、千早公園斜め前のリングローブシリーズの青い外観のマンションの1階中央にある「Basking Coffee(バスキング・コーヒー)」さんの勢いは素晴らしいものがあります。焙煎云々は個人の技量ですが、豆の選択に対する明確な提案が出来る職人は未だ少ないうえに、たいそうな時間と経験を必要とします。ただ、資質は別に基本、好奇心の強さ=伸びしろの世界ですから仕方がありません。

 そんな中でもオーナーである榎原(エノハラ)さんは毎年春、南米(主にコスタリカ)への豆の買い付けに出かけています。それ自体、今のご時世では少しずつ増えてはいますが、定着には程遠い、むしろ採算を考えると足が止まる?方が多いと思います。が、彼は一貫して

「生産者の顔に触れ、畑に触れ、時間に触れ、そのうえでの商売というより共同作業(美味しいコーヒーを提供するという意味での)だと思ってますから、むしろ挨拶に行くのは当たり前じゃないですか?」

的な意見の持ち主なんですよ。

 もっとも、彼の傍には優秀なスタッフが揃っているという好条件も含めての話であり、その状況を整えたのはもちろん彼の采配の素晴らしさなわけで、いずれにせよ思考が柔軟な人間特有の「徳」のようなものを感じてますね。


最年少スタッフのSHOTAROさん(右)

 そして今年は縁あってブラジルの見学会兼オークションに参加されたので、その際購入した豆のテスト焙煎に立ち会わせていただきました。
*ブラジル滞在の詳細はこちらから


 15~7、8年前はブラジルなら【シモサカ農園】で話題が持ちきりになった事があります。が、主に日系人による繋がりが多く、それ以外の情報は専門で現地を知らない限りなかなかお目にかかれない、むしろ現地で話をしないと・・・みたいな空気でした。今やネット時代、オークション情報から品種、その気になればだれでも資本次第で参加できるマーケットに変化しました。だからこそ、目利きが出来る人の必要性は高くなったようにも思いますし、その豆の扱い方に対する価値観の大きさより強さが求められる時代になったとも言えます。もっとも、悲しい事に経済の活性化=物資の高騰は避けて通れませんが。

 そして今回、彼が購入した豆はこちら。


*詳細は店頭にてお尋ねください。

 まずは開封。普段の品だと船便で数か月?かかるため、なかなか鮮度という感覚からは遠ざかった感じを受けると思いますが、今回開封と同時にかなりの衝撃を受けました!

「青臭い匂いが香り立つ生豆!」

人生初!でしたね、こんな経験は。諸氏のお付き合い程度で色々な珈琲関係の方々とお話をしてきた過去がありましたが、正直20年弱のあいだ、生豆の鮮度について話を聞いたことはありませんでしたし、むしろカビ対策などの話から深入り焙煎への移行などの現象は聞いてましたが、いや~ちょっと衝撃が大きすぎ!!!
ちなみに、毎年彼が買い付けに行くコスタリカの一部を手荷物で持ち帰り、そのまま焙煎で試験的に提供した際の反響は

「鮮度が違う!香りの複雑味がすごい!」

等の反応があったそうです。話だけだとにわかにはでしたが、今回のこれで完全に考えが変わりました。いや~貴重な経験に感謝!♪

開封後に確認中の榎原さん

 そして焙煎開始。



 

 豆が焼き上がるまでの時間はそこまで長くはありませんが、ある条件を境に微調整を繰り返しながら火の通し加減を調整するのが腕の見せ所のようです。漫然と火を通すとただの焦げた何かになりかねないので、当たり前に神経はそちら一択でした。



 仕上がった豆が即商品になるわけではありません。
調整用とはいえ、2、3日かけて豆の変化を調べながら最終判断を下した後に、今期の焙煎の方向性と味や香りの説明が決まるそうです。


大前提の話ですが、コーヒーを飲まない、もしくは飲めない、気分が悪くなる、医者に止められている等の理由は様々ですが、どれも同じコーヒーというくくりでは流石にこのような書き方になります。ですが【珈琲豆の素材を生かす焙煎】と書くと話は違います。
焙煎の度合いにもよりますが、深入りだと甘みを感じやすく、特有の「酸味」を避ける事が容易になります。もっとも、適切な焙煎ではない場合は、ただの苦い汁なんですが。
浅入りが流行ったという言い方もありますが、豆本来の果実味を活かす、果肉の風味を損なわない手法とでも言いましょうか。ナチュラル=自然な柑橘感だと思いますので、その感覚を損なわない手法が普及されてきたと言い換えた方が良いのかもしれません。

 それから抽出方法。サイフォン、ネルドリップ、ペーパードリップ、コーヒーメーカーなどに加え、近年はプレスなどの手法で雑味の良さを損なわないという提案もあります。
ちなみに私が初めてプレスで飲んで納得の味を提供してくれたのはここ、バスキング・コーヒーさんです。

 相性という言い方もありますし、考え方、固執色々と言えますが、可能性にチャレンジするのも「自分の美味しい」を見つけるための一つの冒険と思って試してみてください。



 そして果敢なチャレンジャーに朗報です♪



【 TALK ABOUT BRZIL by BASKING COFFEE+KARIOMONS COFFEE+STANDART】

日時 4月7日(日)

場所 BASKING COFFEE

  1部 11:00~12:30
  2部 14:00~15:30
*各部定員15名

参加費 2500円(2店舗のブラジルオークションロットコーヒー付き)
ゲストバリスタ KARIOMONS COFFEE 伊藤さん 
時間 16:00~18:00

ご予約はBASKING COFFEEのインスタメッセージか、Facebookメッセージ、店頭・メール・お電話にて承ります。
BASKING COFFEE TEL  092-682-5515
baskingcoffee.order@gmail.com

イベント詳細

 このイベントで今日焙煎したブラジルの初お披露目になるそうです。そしてブラジルで一緒だった長崎の「KARIOMONS COFFEE」の 伊藤さんもこのイベントでブラジルを公開してくれるそうです。ここまで鮮度の高い同じ豆を2人の焙煎職人による味比べはなかなかない機会だと思います。興味がある方はぜひご参加ください。



Basking Coffee(バスキング・コーヒー)

福岡県福岡市東区千早4丁目10-1
リングローブ1F中央ホール

TEL 092-682-5515
MAIL info@baskingcoffee.com

OPEN 10:00
CLOSE 19:00
Fri.Sat. 22:00
OFF THURSDAY

駐車場1台分

http://www.baskingcoffee.com/

Magic Lantern Canon 7D [My Styleシリーズ ]

 新元号の発表とは特に関係ありませんが、とりあえず昨年暮れから再開した[Magic Lantern]での映像制作に関するテストレポートを再開したいと思います。
 と言っても、断続的になりますので、気長にお付き合いいただければ幸いです。


BASKING COFFEE 「人」編
BASKING COFFEE 「人」編 from Project Shamrock JP on Vimeo.



NIGHT BASKING 「春・桜」編
NIGHT BASKING 「春・桜」編 from Project Shamrock JP on Vimeo.

 今回からメモリーカードの増量による長時間撮影が可能になりました。半面、データの現像も大幅に増えましたが(汗
 現在使用中の128Gのメモリーカードに対し、データのコピーから現像までの時間が実質使用分(記録データの量)の3倍を目処でざっくり空きスペースが計算出来ます。転送と現像に関しては、各個人が使用するPCのスペックにそのまま比例しますので何とも言えませんが、例えばデータバックアップ用のケーブルをUSB2.0からUSB3.1に変更するだkで、相当な時間の短縮になります。また、現像後の編集環境もですが、例えばHDD上での作業ではなく、SSD等に変更するなど、比較的難易度の低い作業で時間の軽減が可能になったりますので、その辺は慎重に機材を選ばれることをお薦めします。

 現像作業ですが、データのバックアップ中はそのままですが、DNGからPSDに変換後に色調補正等を行っております。特に今回は建物の中の窓越しの昼の光が紫外線カット対応のフィルムでコーティングされているので、日中ちょっと晴れ間が出た感じだと、室内からはほぼ真っ青に見えるくらい、青色がきつい状況になってます。そのため、適正値より解放(ゲインをあげる)で発色をやや抑え気味に仕上げてみました。
逆に夜は必要最小限度の明るさで基準値をとりましたので、カット毎に数値は異なります。

【撮影システム】
[Magic Lantern(マジック・ランタン)]
https://magiclantern.fm/

【使用機材】
 ・カメラ:Canon 7D
 ・レンズ:28mm F.18
 ・フレームレート:60sfp
 ・アスペクト比 2.35:1 *(1920:818)

JAPAN Fukuoka

【NIGHT BASKING】
3月中旬より、Tastuya選手からTaro選手へとバトンが交代しまして、新体制でのスタート。季節がら桜の花が活けてあるテーブルにて夜桜ならぬ、夜のコーヒータイムでの一幕から。
お疲れたっちゃん!
そして頑張れタロウ!

【撮影場所】
 BASKING COFFEE

福岡県福岡市東区千早4-10-1
リングローブ中央ホール1F
TEL 092-682-5515
*駐車スペース1台あり
(ホームページにてご確認ください)

10:00~19:00
金土~22:00

mail:
 keitaenohara@gmail.com

web:
 baskingcoffee.com

オンラインショップ:
 baskingcoffee.shop-pro.jp