2021年12月1日水曜日

CANON EOS R5 C-log3を使ってみて


2021.11.6(Sat)
(株)弦楽器工房まつもと

・CANON EOS R5
4K 24コマで撮影。
*投稿時FHDサイズに変換済み

 2018年頃まで使用していたキャノンの1眼レフ機の動画システムは、単なる記録用としては音声を含めて申し分のない出来でしたし、実際にその後の編集でそこまで極端に困ることも少なかったわけですが、今期から投入したR5。当初は色々と書き立てられましたが、まあ正直な感想として1眼レフ機にそこまで過度の期待を寄せるのは何故か?そして単純に動画用のCシリーズ丸無視という話がひっかかってました。
まあ「餅は餅屋」の道理のままです。
これを踏まえて、今回のR5の性能の高さには正直驚いてます。
特に今回のような極端な照明設定でのコンサート会場。明暗に落差がありすぎますので、必然的に暗部をある程度重視しての設定なんですが、それでもハイ、ローそれぞれのグラデーションの幅の広い事、特にC-Log3になってからの室内での諧調の広さには驚かされてます。もちろん、業務機のそれに準じたものとはいえ、ご家庭用でこれなら文句はありませんし、綺麗な仕上がりだと思います。

 編集時の調整で色々と意見がありますが、今回はほぼ見たままに整えてます。
撮影中にオーバーヒートもありませんし、ノイズが入ることもなく、スムーズに記録されてました。もっとも、音声だけは別撮りでタスカムは使ってますが、本体のガイド用に使用した音声でもそこまで大きな問題は感じませんでした。おそらく、マイクの性能をあげればそこそこには・・・と言った感じでしょうか。

 以降の問題は、このようなケースで対応が可能な単焦点レンズの選択だと思います。Rマウントでの新シリーズ、確かに性能は申し分ありませんが、それに比例したお値段が・・・(汗。

 ざっくりですが、久々にこの手の場所で使った簡単な感想です。
欲を言えば、次回以降もう少し明るい場所で、絞りをF16程度まで絞り込んだ状況での撮影現場あると面白い結果になりそうですので、機会があればこれはまた記事にしたいと思います。

 当日会場提供してくださった(株)弦楽器工房まつもと様、そして出演者の皆様、お疲れ様でございました。満員御礼にてこの日は無事終了となり、関係者皆ほっとしておりました。

あらためまして、ありがとうございます。

2021年6月5日土曜日

邂逅 [Encontro] 撮影記録




岸本麻子プロモーション用動画撮影

CANON EOS R5
50mm、28mm、15mm

 岸本がブラジル作品に興味を持ちはじめ、まず最初に出会ったのがハダメス・ニャタリ(Radamés Gnattali)氏の「エレクトリック・ギターとピアノのための曲」シリーズ。独特のハーモニーとリズム、その特有の組み立てにいたく惹かれ、今日の【ショーロ[choro]】への道へと繋がった形となる。この間、色々な方との接点をへて現在の状況に至るわけだが、今一つ彼女が見定めている【ハダメス像】に明確さが欠ける。というのも、本国での氏の資料収集と整理が追い付いていないようで、以前訪れた「カサ・ド・ショーロ(ショーロの家の意)[Casa do Choro]」の担当者との接触までは出来たが、未だ進展は難しいらしい。例えるのであれば、膨大な紙の山で出来たチョモランマを裁いていく感覚らしい・・・。まあ、担当者の弁である以上仕方がない。かといって、今日のコロナ渦中を無意味に過ごすのも釈然としないわけで。正規の録音はともかく、感覚的な面でのつまみ食いをテストしてみるつもりで作業に入った。

 全5曲。もちろん、全てが順調ではなかった。収録後の確認の後、時間を経過して再度確認後に訂正が出来る以上、本人のモチベーションが最優先になるため、撮影したテイクは予想以上に多かった半面、収穫も大きい。特に曲調は個人の解釈だが、これに伴った家庭用防音室内での撮影限界は見えたきがする。もちろん、潤沢に照明を当て、マイクを充実させ・・・等の行為を行えばこの限りではない。

 今回最大の難所は、じつはCANON C-logの使い勝手にあった。前評から色々とテストしてみたが、結局のところ【光】の適正なバランスを設定出来ない限り、想像していた効果は薄いものとなった。鮮明さは十二分にあるのだが、発色調整の難度は予想以上に高く、並行してノイズの幅も大きかった点も記録しておく。

 レンズと絞りとのバランスを広域でテストしていないので、正確な事はかけないのだが、質感を整えるのであれば今回のc-logの有利性は意味を成していない気がする。もちろん、使用者が未熟である点は否めないが、むしろ屋外?もしくは光量のバランスデータの考え方を変えた方が面白いのかもしれないという面は少々ある。

 引き続き、別件でのテストを兼ねもう少し空気感の焦点を絞り込める撮影設計を考えることが次の課題となった。

忘備録:

・ファームウェアのバージョンアップで4K/120コマ撮影時間が長くなった分、熱暴走の可能性も上昇。止む無く撮影中断が1度、それ以外は警告灯までで完了。

・熱暴走後、冷却時の対応でCFカードの交換が思ったより効果があった。カードの熱が冷めるまで待つのではなく、新しい予備カードに切り替えた方が効率が良いのかも。或いは、警告灯点滅からある程度の時間でカードを交換することで、完全停止が回避できるのかもしれない(未確認)。

・今回もっとも多用したのが旧28mm F1.8で、フォーカスなどに大きな支障は無かった。が、フォーカスのモーター音は限度がある模様。


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2021年4月10日土曜日

CANON EOS R5 8K-D RAW at カフェのっち


 佐賀県佐賀市三瀬村三瀬1128にある【カフェのっち】さんへ。

facebook【カフェのっち】
https://www.facebook.com/cafe.notch/

大型犬専用のドッグランで有名な場所ですが、場合によっては大きさ関係なく多種多様な犬達が戯れている場所で、ちょっとした名所と化してます。店主ご夫妻の気さくさとアウトドア派の気質のおかげで来客の空気もオープンな方も多く、ご近所はもちろん遠方からわざわざなんてざらで、まあうちもその一組なんですけどね(笑

 あまりの天気の良さに、最初はテストは気が向いたらなんて思ってましたが、予想以上に若手ワンコ衆の成長が大きく、トリマ簡単に・・・と思ったのが大間違い。

・強風で内臓マイクでは全く歯が立たず
・おまけにAFをオートで放置すると、何故かモータ音も集音されている
・白系の反射光に対し、対象の詮索が遅い?
・黒系の犬の反射でも同じく、特定の対象の指定が無いとAFの操作が鈍くなる?
・最初のカット以外はc-logを使用
・【8K RAW】撮影は実際問題、データのコピーから編集までの時間と出力を想像以上に必要とするため、現状現実的ではないのかも

強風でマイクが役立たずはどの機種でもある話なので、安くても良いのでガイド程度であっても使用されることをお薦めします。レンズのモーター音も同様で、少なからずボディーへの共鳴がありますので、集音は避けられません。その意味でも外付けを使用されることを再度お薦めします。

AFサーチの件は、正直初めての経験でしたので、あるいは設定でフォロー可能なのかもしれませんが、今までこんな現象が起こった事が無かっただけに???でした。手持ちでもありますので、色々な条件が重なっているとは思います。慎重に再調査したいと思います。

【C-log】のメリットと言いますか、条件が極端に変わらないのであれば、一定の条件を素早く決められる分、編集時の【LUT】を使用するメリットを含めて大きいと思います。もちろん、仕上がりの感触を自分で決められるのであれば、ですけど。

あらためて【8k RAW】の発色の良さ、編集の幅の広さに関しては関心する反面、時間と機能の消費量の大きさに頭を抱える次第で、ハイスペックマシンに対する今後の展開次第では個人でもと思いつつ、そんな話が定期的出ては可能になり、しかしその時は新規格が出てイタチごっこというパターンでしたので、お金に余裕がない限り、いかな仕事でも相応の体制が無いとまだまだ難しいシステムなんじゃなかろうか、と。【ALL-I】で十分だと思いますし、これを【4k】に落とすのであればなおのこと。

今回は個人的にこんな感じの感想になります。
色々と細かく調整をしなければいけない部分を割愛しておりますので、今後の仕上がり次第では意見が逆転するかも、です。
ご了承くださいませ♪

最後に、ここの食事は絶品です!
お立ち寄りの祭は、ワンちゃん達ともどもぜひ♪

2021年4月3日土曜日

CANON EOS R5 8K-D ALL-I


 非常事態宣言解除の後の福岡、午後10時頃の東公園周辺の映像です。
福岡県警の庁舎はもちろん、福岡県県庁舎も並んでおる地域でございます。
だから安全とか、人気がとかは全く関係がないように思うのは気のせいでしょうか?
そもそも昔の電車通りの残骸なんざ未だに・・・(略

本題。

 夜間撮影はもちろん、室内での光量制限下などでどのような選択肢があるのか?そして【カラーグレーディング】を基準として話が進んでいるような気がする世の中へ、ちょっと個人的な確認をするために出かけてみました。

 実用性重視でもありませんが、以前テストで出した外枠から今回は記録モードを【8K-D】の【ALL-I】で撮影。RF50mmの感覚が未だに掴めず、覗きながらの調整のはずが、やはり出力してみるまでは信じらないのが本音かな。
 小型軽量の利点を丸無視するようにバッテリーアダプターを付けたまま、しかし動画撮影での電力供給には念を入れてこの選択で。このセットで過去1度も熱暴走の経験は無し。他所様のように限界点を責める方向での撮影をしていないせいもありますが、いたって順調です。

 今回、一番驚いたのは発色のよさ!車のライトに当たった葉の艶なんぞ驚きでしたね。以前だったらノイズがすぐ載って暗部を締めてたぐらいですから、もう段違いの進化ですよ、本当に。そして相変わらずのフォーカス追跡能力の凄さ。極たま~に車のライトをおっかけてくれたりはしましたが、概ね問題なし!でした。
街中の街灯がおそらくはLED?に変更され、以前より明るくなったように見えて実はノイズが凄まじい場所なんて数多くあったのに、今回はその点もほぼ問題なし。恐れ入りました。

 全面固定撮影でしたので、以降ハンディー等でのブレ、ノイズ(特に暗部境界)の検証は必要だと思ってます。予想以上の仕上がりなので、今のところ満足しております。

2021年4月1日木曜日

CNON EOS R5のテストデータの件

  いきなりなんですけど、編集時に撮影時のbitデータを完全に間違えておりましたので、全てやり直しという事になりました。

 まあ、少々変化が起きるか否か?とは思いますが、概ね嘘の記事掲載はよろしくありませんので、とりあえず再スタートという形で失礼いたします。